日本語は雅の心



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[12] 外来語の今

投稿者: natch2 投稿日:2018年 2月24日(土)01時31分3秒 pdf8624eb.tokynt01.ap.so-net.ne.jp  通報   返信・引用   編集済

かつてはエンターテイメント、いまはエンタテインメント。
かつてはプレステージ、今はプレスティージ。
かつてはリラクゼーション、いまはリラクセーション。

違いがお分かりですか?

外来語の読み方そして発音までが変遷を遂げてきております。

象徴的なものが、最初にあげた、エンタテインメントでしょう。
ソニーコンピュータエンタテインメント、ビクターエンタテインメント。
社名までもが統一されています。

 四半世紀前ごろに面白いことがありました。
マイカーに載せていた、ソニーのカーエレクトロニクス機器、
当時一般のブラウン管の3倍の輝度を持ったテレビジョン。インデックストロン。
そのころは、ソニーやホンダといった技術のメーカーは、
今でこそクレーム処理窓口の意味しかなくなったお客様相談室ですが、
そのころは、"お客様イコール最終テスターである" の思想の元、
技術的な問題があると、すぐその技術者の現場に電話をつないでくれたものでした。

今は無理ですねえ、ただの苦情処理係で、まず現場につないでなんかくれません。

 そのテレビは最新の技術だったために3か月で故障してしまうんですねえ。
大崎の『ソニーモービル事業部』に頻繁に通ったものでした。
”お車を廃車にするまで、わたくしたちが責任をもってこのテレビの面倒見ますよ” と、その現場の技術者さんが毎回迎えてくれるのです。

ある時そこを訪ねると、会社の看板が真新しくなっていました。
社名が変わっていたんです。
『ソニーモービル事業部』が『ソニーモバイル事業部』に、

時を同じくして、自動車電話を使っていたので、新橋の『NTTモービル事業部』を訪ねると、『NTTモバイル事業部』に代わっていました。

これみな看板を変えただけでなく会社の登記簿まですべて更新していたんですよ。

今ではモービルが使われているのは、モービル石油ぐらいでしょうか。
でもこの、モービルとモバイル、意味自体が違うんですよね。モーバイルとも言いますが。
モービルは、オートモービルのモービルで、自動車のこと。
モバイル、モーバイルは携帯・移動通信の意味なんですね。

なぜこんな流れになったのでしょうか。

実はこういうわけがあったのです。エレクトロニクス部門の急速な発展の中で、
インターネットが急速に普及し始めて、あらゆる意味で、
ボーダレス時代に突入していくわけです。

日本の外来語の起源の大本は、イギリス英語でした。
1960年代に入ると、ハリウッド映画やアメリカンポップス全盛となり、
日本中がアメリカンカルチャーであふれてゆきます。

英国人に言わすと、今でも米語発音は、アメリカ訛りと揶揄することが多いように、
変な英国プライドがあるのです。

 何となく言おうとすることが見えてはきましたでしょうか。

そう、今の日本では、イギリス訛りよりもアメリカ訛り?が浸透しているんですね。
イギリス英語では、”ter” は ”ター” と長音が付くのですが、
米語では、ほとんど長音が聞こえないのです。
米語になぞらえて、”er" の長音を皆とってしまおうという流れになったのですね。
コンピューターは、computer、"er" の長音をとって、コンピュータ。
サーバーは、server の " er " の長音をとって、” サーバ ”
ということになってきているわけであります。

 中には勘違いして、長音はみなとってしまえばいいんだなどと思い込んで、
十把一絡げにして、とんでもないことをしでかす人たちもいます。
メモリーをメモリ、という人たち。
これは違います。メモリ、などと長音を切って平板でいわれると、
日本語の目盛り、に聞こえてしまいます。
なぜって、memory は " er "ではなくて ”ry ”ですから、こんなものは取ってはだめです。
これは、英語発音になぞらえて、頭高のメモリーでなくてはなりません。

 流れの基本としては、インバウンドも盛んになり、世界中の人々が、
現実にもバーチャルにおいても、ボーダレスになった現代、
英語圏の人たちが、いや、米語圏の人たちかな。
彼らが日本人の口からカタカナ語、外来語を聞いた時、
出来るだけイングリッシュのスペリングを彷彿させる、
元の英語に近い音とアクセントでありたいという流れなのです。

例えば、イメージ、も中高だったものが、
今では頭高の、イメージが一般的になっています。
第1部はここまで。

            第2部、乞うご期待?


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